2012年9月から歯科受診でもPontaポイント付与

本日の日経新聞電子版に『共通ポイント「ポンタ」、歯科受診も利用可能に』という記事が掲載されています。通常の虫歯治療などでは付与されないようですが、自費診療の歯列矯正、インプラント等で100円につき1ポイントが付与されるようです。記事からは、どの歯科医院でポイントが付与されるか、最初はどのくらいの数なのか、検索できる仕組みが提供されるのかはわかりませんので、Ponta側に確認しようと思います。

歯科医院に関しては、去年の統計で、コンビニの店舗数よりも歯科医院の方が1.6倍多いようですので、非常に競争が激しい業界だと思います。競争が激しいために、色々差別化を図ろうとしていのでしょう。

自宅周辺でも歯科医院が続々とオープンしていますが、最近できたのが子供専用の歯医者さん。審美やインプラント等の高額治療は発生しませんが、子どもに特化することで差別化を図っています。

今回のPontaポイント付与という取り組みも、他の歯科医院よりもポイントが付くのであれば、◯◯歯医者さんに行こう、という人を少しでも取り込もうとしていると思いますが、このような人を実際に取り込めるのかは少し疑問です。

飲料等を買う時に、△△スーパーだと100円、□□スーパーだと110円。ポイントが同じ割合で付与されるため、△△スーパーで買おう、という比較ができますが、歯科医院の場合は、実際に歯を見てもらうまで、いくら必要なのかわかりません(実際には、技術なども異なりますので、比較は難しいとは思いますが)。その状態で、ポイントが付与されるから◯◯歯科医院に行こう、という事にならないような気がします。一方、調剤薬局でポイント付与というのは、どの薬局でも同じ商品が手に入るためにポイントを付与するメリットがあります(2012年10月1日から調剤薬局でのポイント付与は禁止となります)。

医療現場でのポイントというのは自己負担が少ないことを考えると難しいのかもしれませんが、今回の歯科医院でのPontaポイント付与は、”全額自己負担の治療のみ”という事で、調剤薬局のポイント付与禁止に対抗できたのでしょう。

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