「督促OL修行日記」を読んで

督促OL修行日記先日、クレジットカード会社の方とお話をしている時に「督促OL修行日記」という本が売れているということを聞きましたので、早速購入し読んでみました。「督促」というのはクレジットカードの支払を延滞した方や消費者金融で返済を延滞している方からお金を回収する事で、この本はクレジットカード会社で督促業務を行なっている方が書いた本です。

スラスラと読める内容で、一気に読んでしまいました。サポートメールなどにも使えそうな内容ですね。

新入社員でいきなりクレームになりそうな部署に配属になり、十分な研修を受けずにそのまま業務を開始するということにちょっと驚きました。私は、プロフィールでも書いている通り、NTTに入社し、研究開発などを行なっていました。NTTは新入社員の時に様々な研修を行います。全社研修、支社研修、支店研修、初期配属後の研修等です。配属後の研修はそれぞれで行われますので、研修がない部署もあるようでした。

全社研修(2週間程度)、支社研修(1週間程度)ではNTTの商品の勉強や、グループで新しいサービスの企画などを行います。支店研修(3ヶ月程度)は、支店内の様々な部署に1週間程度行って実際の業務を行います。と言っても、1週間では業務になりませんので、どんなことをやっているのかを見ているだけですね。

理系、文系にかかわらず、窓口業務、料金サービス、営業、116(新しサービスの申し込み、問い合わせ等)、113(故障受付)、設備現場等様々な部署を回ります。116はオペレーターとして2回程度電話を受けました。「少々お待ちください⇒確認し回答」というだけですが…。この中で、113だけは新入社員が電話にでることはありませんでした。113は故障受付ですので、お客さまが怒っている場合が多いため、下手な応対をすればクレームになる可能性が高いためです。また、NTTにも料金回収代行サービスがありますので、督促業務がありますが、こちらも新入社員が研修で行く事はありません。

多分、支店研修後の初期配属で113や料金サービス等の部署に行く人もいると思いますが、NTTの場合はかなり長い間研修を行なってから実践になるのではないかと思います。ただ、督促OL修行日記のように、直ぐに実践したほうが実は色々考えて、自分で解決しようとするのかもしれません。

我が家の子どもたちには、自分で考えて、自分で行動し、自分で解決できるようになってほしいと思っていますので、「とりあえずやらせる」というのは重要な事だなぁと感じました。

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