有料メルマガをEvernoteで管理する

「堀江貴文のブログでは言えない話」、「佐々木俊尚の未来地図レポート」、「高城未来研究所『Future Report』」の有料メールマガジンを読んでいます。が、あとで読もうとGmailで未読にしているとずっと未読のままで読んでいないメールが沢山。それぞれのメルマガは結構ボリュームがあるため、ちょっと時間があるから読むなどということはできずに、ある程度時間を取ってしっかり読みたいものばかりです。どうも、Gmailを見ていると、他のメールを見たり、他の作業をしたくなるため、あとであとでとなって未読のままになり続けます。

これはiPadでみても、やはり他のメールが気になってしまいますので、Gmailで読むのはちょっとむずかしいかなと思いました。「佐々木俊尚の未来地図レポート」はePub形式が提供されていますので、iBooksで読むようにしました。やはりノイズが無くなりますので読みやすくなります。ePub形式が提供されていない場合はどうするか。Evernoteで読めば少し雑音が無いかなと思い設定してみました。Evernoteには特定のメールアドレスにメールを送信すると、自分のEvernoteにどんどん蓄積されていきます。

ただし、メルマガスタンドにEvernoteのメールアドレスを直接入力すると、ノートブックには振り分けてくれませんので、少し変更してみます。今回書いている内容はメールサーバを自分で用意できる場合のみ使える方法ですので注意して下さい。

1. Evernoteのノートのメール先をチェックします。PCでEvernoteを起動し、[ツール]メニューから[アカウント情報(A)]を選択します。アカウント情報の中の[ノートのメール先:]をコピーしておきます。

Evernoteのアカウント情報

2. Evernoteで[ファイル]メニューから[新規ノートブック(B)…]をクリックし、[メールマガジン]と入力します。

3. メールサーバで新しいメールアカウントを用意し、.procmailrc.txtを作成し、次のように入力します。「procmailで件名を変更してGmailに転送」が参考になります。

SUBJECT=`formail -c -xSubject:`

:0
| formail -i "Subject: $SUBJECT @メールマガジン" | sendmail 1のメールアドレス

4. .procmailrc.txtをnkfで変換します。-Mオプションはヘッダ形式に変換するということで、日本語のノートブックの場合は以下の処理を行なって下さい。以下の処理を行わなければ文字化けして、作成したノートブックには保存されません。

# nkf -M .procmailrc.txt > .procmailrc

5. テキストエディタで.procmailrcを開き、不要な改行を削除します。デフォルトの文字コードによっては不要かもしれません。

| formail -i "Subject: $SUBJECT @=?ISO-2022-JP?B?GyRCJWEhPCVrJV4lLBsoQg==?=
 =?ISO-2022-JP?B?GyRCJTglcxsoQg==?= " | sendmail
 1のメールアドレス

| formail -i "Subject: $SUBJECT @=?ISO-2022-JP?B?GyRCJWEhPCVrJV4lLBsoQg==?==?ISO-2022-JP?B?GyRCJTglcxsoQg==?= " | sendmail 1のメールアドレス

これで、メルマガスタンドに登録するメールアドレスを3で作成したメールアドレスに変更します。メールマガジンが配信されるとEvernoteの[メールマガジン]ノートブックに保存されていくようになります。これで少し運用して有料メルマガをじっくり読めるか試してみたいと思います。

今回はメールサーバを自分で管理している場合について書きましたが、件名(サブジェクト)だけを追加して転送できるメールサーバがあればそちらを利用した方が簡単です。色々検索してみましたが、件名だけを変更できる無料メールサーバは無いようです。メール送信もそれなりに負荷がかかりますので当然かもしれませんが。

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