マルチプラットフォームは便利だが、結局Webアプリが最強なのでは?

現在使っている端末のOS(GUIのもの)がWindows、Mac、Android、iOSの4種類となりました。Windows端末同士のファイルやり取りであればIP Messangerが便利ですが(調べるとMac版もあるようです)、プラットフォームが変わると、ファイルのやり取りだけでも面倒です。

そんな時に便利なのはDropboxでWindows、Mac、Android、iOSと全てのプラットフォーム用のアプリが用意されており、これでファイルのやり取りが非常に楽になります。違うネットワークでもファイルをやり取りできるため、自宅と会社等でファイルをやり取りするときにも便利です。

しかし、アプリケーションによってはマルチプラットフォームではなく、Windowsのみ提供というものも多いです。それを解消するのがWebアプリで、Googleはどの端末でも使えるようにアプリケーションをWebに移行し始めました。Google DocsでExcelやWordと同等の機能を用意し、ブラウザさえあればどの端末でも同じ機能を使えるようにしています。Webアプリのメリットは脆弱性が見つかった時の処理で、サーバ側の不具合を修正すれば全員同じバージョンを使えるということです。そのため、ユーザが気にするのはブラウザのバージョンアップのみで、アプリのバージョンアップを気にする必要はありません。クライアントアプリの場合はすべてのユーザがアップデートするまで脆弱性のあるアプリが存在することになります。

GoogleはPCのクライアントアプリをWebアプリに移行してきましたが、なぜかスマートフォンは逆の方向に進んでいます。AndroidはアプリをインストールさせるようにAndroidマーケットを用意し、フリーソフトをたくさん世に出させています。これは一昔前にMicrosoftがとっていた戦略で、Windowsのソフトを簡単に開発させることで、WindowsがPCのシェアを取った構図に似ています。

ただし、Microsoftと異なるのがAndroidのバージョンが多いことです。また、端末メーカー各社が独自のカスタマイズを行なっているため、Androidが同じバージョンでも端末によっては正常に動作しなかったりします。

PCに関してはアプリをWebに、スマートフォンに関してはWebからアプリにというのが私には非常に奇妙な感じがします。現在はスマートフォンのネットワークがあまり安定していませんのでアプリは便利かもしれませんが、ネットワークが安定した場合にアプリ開発のメリットは殆どないように思えます。結局、ブラウザで操作できるWebアプリが主流になっていくのではないでしょうか。

電話の着信制御アプリやカメラなどを利用するアプリ等はアプリとして残っていくとは思いますが、Webサイトを単純にスマートフォンアプリに置き換えているようなアプリは単なるWebへのショートカットになるのではないでしょうか。このような考えからポイ探、買いログのアプリは用意する予定はありません。

これからスマートフォンアプリ開発を勉強しようと思っている方は、Webアプリ開発の勉強を始めた方が良いと思います。

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