瀬戸内海の直島(香川県)&岡山県の倉敷

直島のかぼちゃ先日、瀬戸内海の直島と倉敷に行って来ました。直島とは現代アートをエリア全体で展示する瀬戸内のいくつかの小島の中心となる拠点で、ベネッセが経営する美術館とホテルが一緒になったベネッセハウスがあるところでも有名です。今年は瀬戸内国際芸術祭2013も予定されています。

岡山空港までは現在故障続きのANA 787(ドリームライナー)で行きました。現在、787は世界的に運航見合わせということで、しばらくは乗れないみたいですので、何事も無く乗れてよかったと思います。久しぶりにバスで飛行機まで行き、タラップ車で飛行機に乗りました。

東京から直島までの一般的な行き方としては、大きく3つあります。

ルート1 羽田 ⇒ (飛行機) ⇒ 高松空港 ⇒ (ことでんバス) ⇒ 高松港 ⇒ (四国汽船
ルート2 羽田 ⇒ (飛行機) ⇒ 岡山空港 ⇒ (中鉄バス・岡電バス) ⇒ 岡山駅 ⇒ (両備バス) ⇒ 宇野港 ⇒ (四国汽船
ルート3 東京駅 ⇒ (新幹線) ⇒ 岡山駅 ⇒ (両備バス) ⇒ 宇野港 ⇒ (四国汽船

乗り継ぎ時間や行きやすさから考えると、ルート1がオススメです。今回岡山空港を選んだ理由は2つあり、1つ目が高松空港までの787の便がいい時間が無かった(787に乗りたかったため)。2つ目が高松空港までは飛行機しか無いため(新幹線がない)、飛行機の料金が高いという事です。

ただ、ルートとしては”2″を選んだのですが、バスの乗り継ぎで1時間くらいかかりそうなので、結局岡山空港からレンタカーにしました。料金的なメリットはほとんどありません。むしろ高くなりました。

岡山空港からレンタカーで宇野港まで行き、フェリーにも車を乗せましたが、宇野⇒直島までは大人1人の乗船料金が入って1,880円です。直島はシャトルバスがたくさん走ってると聞いていましたが、意外と待ち時間が多いです。行きたい時に直ぐに行動できるレンタカーはオススメです。

赤南瓜フェリーが直島に着くと赤南瓜がすぐに見えます。穴が空いていて、中に入ることも可能です。中に何かあるかというと、特に何もありません…。このオブジェを「てんとう虫」という人もいるのですが、上にヘタがありますのでかぼちゃですよね。色がてんとう虫みたいだからでしょうか。

閑散期ということもあり、島全体に人が少なく、それぞれのオブジェも人があまりいないために、落ち着いて見ることが出来て良かったです。

直島 三日月直島の宮浦港からベネッセハウスまでは車で10分程度。1日目は、しばらくはホテルでゆっくりしてから、ホテルの周りを散歩したり、黄色いかぼちゃ(一番上の写真)を見に行ったりして過ごしました。その後、ホテル外で食事をしようと思いましたが、少し移動で疲れていたためにホテル内で夕食をとりました。ちょっと料金が高いですね。

直島に着くまでは小雨が降っていましたが、夜には綺麗な三日月が見えましたので、次の日は晴れてくれるだろうと思いました。結構晴れ男で、旅行中・出張中に大雨と言うことはあまりありません(大学受験の時、東京で大雪が降りましたが…)。

2日目はやはり快晴。地中美術館に行くことにしました。朝早くから行動し、開館と同時に入りました。チケット売り場から地中美術館までの屋外が散策路のようになっており、モネの睡蓮をリアルに再現しています。非常に綺麗です。地中美術館内は写真がNGですので、撮影できなかったのですが、非常に良かったです。芸術センスはありませんが、それでも素晴らしいと感じました。

直島 地中美術館 地中美術館までの道

最初にも書いた通り、閑散期ということと、朝早くから行ったこともあり、ほとんど人に合わずにゆっくりと見ることが出来ました。夏は夏で良いと思うのですが、意外と冬の直島もオススメです。あと、女性のみの旅行者が多いため、男性諸君!アートの勉強で直島に行きましょう!出会いがあるかも!?

この日は仕事が忙しく、仕事をホテルで片付けているうちに夕方に。晴れていたために、フェリー乗り場に夕日を見に行きました。ここまで美しい夕日は見たことがないです。ちょうど瀬戸大橋も見えます。

直島 夕日 直島 夕焼け 瀬戸大橋

吉井旅館3日目にベネッセハウスをチェックアウトし、フェリーで高松に行くことに。人生初めての四国です。と言っても、そのまま瀬戸大橋を渡って、岡山の倉敷まで行ったために、四国滞在は一瞬でした(直島は香川県ですので、四国といえば四国なんですかね)。直島⇒高松のフェリー料金は大人1人の乗船料金が入って4,200円。さらに、瀬戸大橋を渡るのに2,870円。

倉敷では吉井旅館という280年前の建物を改造した旅館に泊まることにしました。建物は古く、階段や廊下などはギシギシと音がなりますし、古い匂いもします。美観地区にあるため、夜中でも街を散歩できます。

倉敷

この日はあいにくの雨でしたが、雨の倉敷も雰囲気が良いです。あまり雨に降られないと書きましたが、この雰囲気であれば雨でも◯です。直島で雨は嬉しくありませんが、倉敷の雨はなかなか美しい。我ながらかなりポジティブな発想ですね。

この辺りは電線が無いため、写真を撮っても綺麗なんですよね。銀座もそうなんですが、電線がないエリアは町並みが美しい。日本中の電線を全部地下に埋めて、電柱を撤去して欲しいところです。歩道に電柱がなくなるので歩きやすくもなります。

最終日はレンタカーを岡山駅の近くで返却し、新幹線ののぞみ(N700系)で帰ることに。岡山駅から新横浜駅まで3時間ちょうど。早いですね。

今回はアートの島「直島」に行きましたが、気になった点が1つ。以前、アメリカの美術館・博物館にいくつか行ったことがあるのですが(MoMA、メトロポリタン美術館、フィラデルフィア美術館、アメリカ自然史博物館)、多くは写真OK、わいわいがやがやという感じでした。絵画や美術品までの距離が近く、至近距離で見ることができます。日本の美術館は、写真NG、静かに鑑賞するという感じで、美術品までは距離がある場合があります。

私はアメリカのようなスタイルが好きですね。もっと、芸術というのは身近であって欲しいと思います。子どものうちに、本物を見せる・触れさせる事で、子どもの可能性を伸ばすことができると思っていますが、日本の美術館に子どもを連れて行くのは難しいです。もっと、芸術が身近にある環境というのが整えられれば、大人になってからの感性も変わってくるのではないでしょうか。

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