先日、仕事用にiMacを購入しました。購入理由は作っているサイトがMacでどう表示されているのかを確認したかったのと、打合せテーブルにPCが欲しかったためです。お客さんが来てちょっと確認したりする時に便利です。また、MacはUNIXベースのOSですので、今後、開発環境自体Macに移すということも考えています。

まだまだWindowsの方がソフトも充実していますし、何かと不便な点もあると思いますので、すべてをMacに移行することは無いと思いますが、慣れるためにも必要かなと思って購入しました。

iMacを購入して問題になったのがターミナルでEUC-JPのサーバにアクセスする時に文字化けが発生する点です。MacはUTF-8ですので、外部サーバもUTF-8であれば問題ないのですが、古いサーバはEUC-JPを使っているものもありますので、これは対応する必要があります。

検索するとcocotというものがあり、ターミナルとの間に入って自動でエンコード処理してくれるようです。早速インストールと思ったのですが、cocotをインストールするのにちょっと手間取ったのでそれをまとめて書きたいと思います。

1.Xcodeをインストール
まず、App StoreでXcodeと検索し、Xcodeをインストールします。この時の最新版は4.2です。ダウンロードすると1.8GBもありますので、かなり時間がかかると思います。

App Storeの履歴を見ると「インストール済み」となっていますが、どうもインストールされていないような感じですので、Finder→アプリケーション→Install Xcodeを選択しインストールしました。下記のようなインストーラー画面が表示されます。

2.MacPortsのインストール
続いて、MacPortsをインストールします。リンクをクリック後に、画面右上のDownloadをクリックしてダウンロードてインストールします。

もし、インストール前に下記の「MacPorts-2.0.3はこのコンピュータにインストールできません。Xcode is not installed, or was installed with UNIX Development(10.5+) or Command Line Support(10.4) deselected.」のメッセージが表示される場合は「1.Xcodeのインストール」を先に実行してからMacPortsをインストールして下さい。

3.cocotのインストール
続いて、cocotをインストールします。ターミナルを起動し、下記のコマンドを入力します。

$ sudo port install cocot
Password:

これでインストールされるはずです。下記のようなメッセージが表示され、インストールが完了します。最後にプロンプトが表示されるまでしばらく時間がかかりますので少し待ちましょう。

--->  Computing dependencies for cocot
--->  Dependencies to be installed: libiconv gperf
--->  Fetching archive for gperf
…… メッセージ ……
--->  Verifying checksum(s) for cocot
--->  Extracting cocot
--->  Applying patches to cocot
--->  Configuring cocot
--->  Building cocot
--->  Staging cocot into destroot
--->  Installing cocot @20080315_0
--->  Activating cocot @20080315_0
--->  Cleaning cocot
$

4.cocotでSSH接続
次に文字コードがEUC-JPのサーバにiMacから接続します。

$ cocot -t UTF-8 -p EUC-JP ssh [SSHの引数]

上記のSSHの引数には-l usernameやサーバ等の引数を入れて接続するとEUC-JPのサーバに接続しても文字化けせずに表示することが可能です。

ターミナルの設定を変更することでも対応できますが、UTF-8に戻したりEUC-JPに変更したりと大変ですので、コマンドで対応するのが一番だと思います。シェルスクリプトを用意しておくと便利かもしれません。