2012年は11月4日(日)にアメリカの夏時間が終了し、標準時間に戻ります。現在の夏時間は3月第2日曜日の午前2時~11月第1日曜日の午前2時までとなっています(日本時間ではなく現地時間です)。開始時は午前2時になった瞬間に3時に時計が進み、終了時は2時になった瞬間に1時に戻るという、時間が行ったり来たりするという不思議な現象です。
はじめてWebシステムを開発する時に、この夏時間の問題を解決する必要がありました。日本とアメリカの時差を求める必要があり、非常に苦労したのを覚えています。さらに夏時間を実施していない州もあり、本当に厄介な問題でした。
夏時間の開始時はそれほど気にならないのですが、終了時は明らかにおかしいと思います。午前2時になった瞬間に午前1時に戻るわけで、当然また午前2時が来る。2012年11月4日(日) 1:00~2:00の間は2回存在することになります。
システムでは時間を使う事が多くあると思いますが、サマータイムを実施している国は時間をどのように管理しているのか未だにわかりません。アメリカ国内のことであれば問題ないのかというとそうではなく、アメリカ本土には4つの時差(PST、MST、CST、EST)があります。それぞれ同時に夏時間が終了するわけではありませんので、夏時間開始・終了時には、アメリカ国内でも時差がおかしくなるはずです。ただ、システムではほとんど混乱はありません。
これが、ヨーロッパとアメリカの時差等を考えると更に厄介だと思います。ヨーロッパもサマータイムを導入していますし、サマータイム開始・終了時期がアメリカと異なります。今後、もっと世界中がフラット化していく時に、このサマータイム問題は非常に厄介になっていくと思います。サマータイムを実施するのであれば、世界同時に入れ替わるような仕組みが欲しいところです。
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