「共通ポイント」というとTポイントとPontaが2強ですが、ここに楽天が入り込むようです。「Rポイントカード」を発行し、初期投資や手数料を下げて参入するとのことです。
2013年春にはYahoo!ポイントがTポイントに統合されます。ネットとリアルで貯まるポイントとなり、非常に注目されています。同じくらいのタイミングで楽天が共通ポイントに参加するというのは、この提携を意識したものかもしれません。
TポイントとPontaがある程度の市場を既に占めている状態で、楽天が第3の勢力になるためには、ポイントカードに参入していない提携店を探す必要があります。例えば、コンビニエンスストア業界ではローソンはPonta、ファミリーマート・スリーエフはTポイント、共通ポイントではありませんが、セブン-イレブンはnanacoポイント、ミニストップはWAONポイント、サークルKサンクスは電子マネーでカルポイント、NEWDAYSはSuicaポイントクラブ等を利用しており、もはや入り込む余地がありません。楽天と言えども提携店を見つけるのは至難の業ではないでしょうか。ただし、楽天がTカードやPontaカードをRポイントカードに切り替えさせるという営業をするとは思います。
楽天カードや楽天EdyにRポイントカード機能が搭載されるとは思いますので、提携店が少ない初期でも一気にポイントカードを普及させることは可能です。楽天が第3の勢力となる可能性もありますが、もう少し早く参入していれば共通ポイントの覇者になっていたような気がします。
これからのポイント市場は共通ポイントが中心となると思いますので、楽天以外にも参入してくる企業があるかもしれません。
- 楽天が共通ポイント発表 手数料、業界最低水準に(外部サイト)
ピンバック:Rポイントカードはどこでもらえるの? | 菊地崇仁ブログ「ポイ探社長のブログ」