久しぶりの「Rポイントカード」のニュースです。2014年秋に楽天が開始する共通ポイント「Rポイントカード」ですが、現時点での加盟店はタマホームのみとなっています。先ほど、タマホームの展示場を調べてみたところ、全国で229展示場あるようです。
共通ポイントとしては、Tポイントがファミリーマート(業界3位)、Pontaポイントがローソン(業界2位)とコンビニの参加が必須ですが、Rポイントもどこかのコンビニが参加しなければ普及しないだろうと思っていました。
少し古いリリースですが、2013年9月17日にサークルKサンクスがRポイントカードに参画すると発表がありました。現在、サークルKサンクスは「カルワザクラブ」として独自ポイントを利用していますが、このポイントを2014年秋には廃止し、そのまま「Rポイント」に移行するとのことです(ポイントはなくならず、「サークルKサンクスRポイントカード(仮称)」に継承)。
ただし、ファミリーマートの店舗数が約10,000店舗、ローソンの店舗数が11,000店舗に対して、サークルKサンクスの店舗数が6,200店舗と若干見劣りします。その他の加盟店はTポイント、Pontaポイントに取られているわけで、楽天といえども「Rポイントカード」を普及させるのは難しいかなと思っていました。
ただ、楽天グループの場合は「楽天カード(クレジットカード)」「楽天Edy(電子マネー)」と既に加盟店がたくさんあるわけです。そこに「Rポイントカード(共通ポイント)」が追加となるため、「楽天カード、楽天Edyにプラスαのために用意された」と考えると、TポイントやPontaポイントとは違った意味合いを持ってきそうです。
共通ポイントのもう一つの重要な加盟店を考えると、ガソリンスタンドがあります。TポイントはENEOS、Pontaポイントは昭和シェル石油となります。同じように「Rポイントカード」にガソリンスタンドの加盟店が必要かどうかを考えると、既に楽天カードの「ポイント加盟店サービス」にはENEOSが入っているわけです。楽天カード+楽天Edy+Rポイントカードということを考えると、共通ポイントだけのTポイント・Pontaポイントにとっては恐ろしい存在になるかもしれません。
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