「女性手帳」は批判が多いが…

女性手帳について「女性手帳」については非常に批判が多いですね。”税金の無駄遣い”とか、”生き方に政府が口をだすな”とか。ただ、今まで少子化対策をやってはいるものの、出生率は上がっていません。という事は、今までの延長線上で考えてもうまくは行かないということです。で、今までとは違う方向で考えたということは評価できるのではないかと思います。

若いうちに子どもを生んだほうが良いというのは、”30代後半になると一般的に女性は妊娠しにくくなるといった医学的な知識を知ってほしい”ということのようですが、共働きの場合はキャリアを考える上でもメリットは有ると思います。若い時に子どもを産んで、子育てが終わった頃からバリバリ働くという人も実際にいます。

さらに、40歳で子どもを生んだ場合、自分達の両親もそれなりの歳になります。両親が自分を25歳の時に産んだとすると65歳。子どもが5歳で両親が70歳になります。70歳なら、まだまだ元気な人もいますが、やはり70歳を超えると「介護」という事も頭に入れて置かなければなりません。40歳の時の子供が第一子の場合は、「初めての子育て+介護」とかなり大変な状況になります。我が家も高齢出産ですので、子どもは3歳と1歳ですが、「介護」という事も並行して考えなければなりません。

30歳後半になってからの育児をしている私としては、若いうちに産むというのは何かとメリットがあるんだなぁと感じています。ただ、30代後半になってからの育児もそれなりにメリットはあります。女性手帳は、情報を提供するだけで、こうしなさいという事ではないと思います。批判しても仕方がありませんので、「女性手帳は必要ない」という人は、どうすれば出生率が上がるのかを提案してみたらどうでしょうか?待機児童解消を挙げている人も多いですが、これは少子化対策にはつながらないと思っています横浜市が待機児童ゼロとなったということですので、今後横浜市の出生率が上がるかどうかですよね。隣接地域の方が待機児童がゼロであればと引っ越す人もいると思いますので一時的には上がると思います。ただ、他の地域(引越し元)の出生率が下がるのであれば日本全体で見ると上がったことにはなりません。私は女性手帳を批判はしていませんが、少子化対策としては「子どもの人数に対して減税、子どもがいない家庭や独身の場合は増税」が良いのかなと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください