Yahoo! JAPANが利用者が死亡した時用のサービス「Yahoo!エンディング」を開始しました。自分が死んだ後にSNSやメールアカウントをどうするのか。暗証番号やパスワードをどうやって残すのか。このサービスは以前考えたことがあります。
ポイ探や買いログは情報を暗号化し、データベースに保存しているサービスです。お客さんが設定した暗号化キーを入力しなければ復号化できなく、暗号化キー自体も一方向の暗号化を利用しているため、第三者がデータベースから情報を盗んだとしても復号化できないような仕組みになっています。
これを使って死後に情報を安全に残すサービスを考えました。方法としては、月次のクレジットカード決済を利用することです。死んだ場合にクレジットカードの解約が行われるはずで、クレジットカードの月額課金が滞れば「死」と判定すると考えました。
有効期限切れや限度額により課金できない場合も「死」とされますが、1回引き落としできなかった場合は、本人のメールに確認メールを送り、クレジットカード番号の変更を依頼します。実際に死亡していた場合は、メールも開封されませんので、2回目も引き落としができません。この時点で指定しているメールアドレスに情報を送信する事を考えました。
このサービスをやらなかった理由は、小額決済の月額課金手数料が高額だったためです。当時はWebPay等もありませんでしたので、100円引き落とすのに40円程度かかってしまっていました。
Yahoo!エンディングも同じような仕組みなのかと思いましたが、Yahoo!エンディングでは「死」の判定は「火葬許可証」で判断するとあります。「火葬許可証」が最も早く確実に「死」を確認できる手段のためとありますが、この場合は家族がYahoo!エンディングを使っていることを知らなければ利用できません。「死」の自動判定機能が欲しいなと思います。
また、家族あてに暗証番号やパスワードを残すことができないようですので、その辺りも追加してもらいたいなと思います。