日経新聞の電子版に「財布に眠る意外なお宝 ギザ十、フデ五はいくら?」という記事が載っていたので、子どもと一緒に「お宝」を探そうかなと思いました。財布は紙幣のみで、小銭入れを持っていないため、小銭はすべて2Lのペットボトルに入れてあります。ペットボトルの上の方を切り取り、すべてのお金を出してそれぞれの硬貨毎に分類。分類作業は長男に依頼しました。
まず、簡単にチェックができる10円と5円を確認します。10円は束ねて横から見てギザギザがあるものを選び出します。5円はそれほど多くないので、筆で書かれたようなものが無いかをチェック。ギザギザの10円は価値が高いと聞いたことはあり、昔探したことがあります。結構すんなりと見つかったものですが、今回調べてみると全く見当たりません。10個位は見つかると思っていたのですが。結局1つ見つかりましたが、昭和29年のもの。あまり価値は無いようです。
次に、ギザギザの10円、筆で書かれたような5円以外の硬貨でも価値があるものがあるようですので、分類したそれぞれの硬貨の年号をチェック開始。
硬貨 | 価値が高い年号 |
500円硬貨 | 昭和62年発行、昭和64年発行 |
100円硬貨 | 平成13年発行、平成14年発行 |
50円硬貨 | 昭和62年発行、平成12年発行 |
10円硬貨(ギザギザあり) | 昭和26年発行、昭和32年発行、昭和33年発行 |
10円硬貨(ギザギザなし) | 昭和34年発行、昭和61年発行 |
5円硬貨(筆) | 昭和27年発行、昭和28年発行、昭和32年発行、昭和33年発行 |
5円硬貨(ゴシック) | 昭和34年発行、平成21年発行 |
1円硬貨 | 昭和30年発行、平成13年発行、平成14年発行 |
硬貨によっては年号が漢数字で書かれているものもあり、チェックは非常に大変でした。結局見つけたお宝は「100円硬貨の平成13年発行」の硬貨1枚のみ。特に綺麗な硬貨ではないため、価値は300円程度。Yahoo!オークション等で出品しても、手間を考えると微妙です。どこかに保管すると思いますが、保管したことを忘れて、そのまま使ってしまうか、ペットボトルに戻ってしまう可能性が高いでしょう。
「お宝」ほありませんでしたが、この記事には面白い事が書かれていました。平成22年の50円、5円硬貨、平成23年の50円、5円、1円硬貨は発行されていないとか。これは電子マネーの普及が原因で、小銭のニーズが低下したために、発行枚数も減っているようです。ただ、レジで並んでいると、未だに小銭を使っている人が多く、あまり電子マネーが普及しているという実感がわかないのですが。