先日、クアラルンプールに行き、マレーシアの通貨・マレーシアリンギットをどのように調達するかを考えました。さすがにすべてクレジットカードだけで済ませることはできませんので、現金は必要になります。外貨両替の方法としては、空港で両替、現地で両替、国際キャッシュカードの利用、トラベラーズチェックの利用、海外キャッシングの利用、プリペイドトラベルマネーの利用など、様々な方法がありますが、一番両替レートの良い海外キャッシングに決めました。
日本の空港(銀行)ではマレーシアリンギットの両替は出来ないと思いますが、トラベレックス等、日本国内でも両替することは可能です。しかし、日本国内での両替は手数料が非常に高いです。海外のATMでキャッシングする際の金利は、クレジットカードにもよりますが年利18.0%程度と高いのですが、1年間借りた場合が18.0%で、実際は借りている期間での日割り計算となります。これは、定期預金などでも同じで、1ヶ月ものの定期預金が年利1.0%とあったとしても、受取利息は12ヶ月で割った金額になるのと同じです。キャッシングの返済は次回の請求日まで待っていると、25~60日程度の日割り計算になりますが、事前に返済すれば大幅に金利を低くすることが可能です。例えば請求日まで45日だった場合、18 × 45 / 365 =2.22%程度です。7日で事前返済出来れば0.35%。
今回利用したクレジットカードはJALカードTOP&ClubQ。ほとんどのクレジットカードのキャッシング枠を0円にしていたため、キャッシング利用枠が残っていたのがこのクレジットカードだけでした。JALカードTOP&ClubQはDCカードですので、DCカードのWeb明細「DC Webサービス」の速報を見ます。こちらで表示された時に、直ぐに返済の電話をします。ちなみに、似たような名前のTOP&ClubQ JMBカードPASMOの方はDCマークが付いているのですが、東急カードですので、Web明細は東急カードの「TOP&Webサービス」を使います。問い合わせも東急カードへの問い合わせですね。
実際に、NEWS+PLUSからDC Webサービスにアクセスすると、2013/1/25の利用分が、2013/1/29の夜にはデータとして表示されていました。
備考欄を見ると、「次回の請求日(3/10)までが44日間で、その間の金利手数料が956円となります」ということがわかります。こちらを2013/1/30に返済する電話をしましたので、実際の返済額は44,325円となりました(電話で返済額を教えてくれます)。44,325円を指定された口座に入金(振込手数料はこちら持ち)して返済完了です。返済後は下記のように表示されます(リアルタイムには変わりません)。
実際の利用額は44,217円(1,500 MYRをキャッシングし、換算レートが29.478)ですので、金利手数料は108円。率にすると、0.244%程度と非常に安く両替できていることがわかります。本日のトラベレックスでマレーシアリンギットのレートを見ると、日付が違いますので単純な比較はできませんが、同じ1,500 MYRを両替するのに50,341円必要です。今回は44,325円で同じ1,500 MYRを調達できていますので、6,016円も海外キャッシングのほうがお得ですね。もし、事前返済しない場合でも5,168円キャッシングのほうが有利になります。
キャッシングというのは、気分的に使いたくないという方もいると思いますが、両替手数料や現金を持ち歩く必要がないという事を考えてもおすすめな方法です。現地の空港にはATMもありますし、ATMによっては日本語を選択できる場合もあります。日本の空港で現金を両替している方は、クレジットカードのキャッシングを利用してみて下さい。